あおぞら銀行BANK支店の口座を開いてみた!

こんにちは!
サラリーマン税理士のりゅうです。

今回は、普通預金金利がなんと「0.2%」のあおぞら銀行BANK支店の口座を開設してみたので、開設方法や有人店舗との違いについて解説したいと思います。

※情報は、2020年9月14日現在のものです。

あおぞら銀行BANK支店とは

あおぞら銀行には、「有人店舗」と、いわゆるネット銀行の「BANK支店」があり、サービスや金利が異なります。

中でも注目すべきは、普通預金の金利です。

有人店舗→年0.001%
BANK支店→年0.2%

「BANK支店」は「有人店舗」の、なんと200倍

これから貯蓄用口座を開こうと考えていた方、又は今の貯蓄用口座の金利に不満のある方は、開設しない理由がありません。

ただし、「BANK支店」は「有人店舗」ではサービス等が異なりますので、注意が必要です。

【比較表】 有人店舗 BANK支店
通帳
キャッシュカード
印鑑(届出印)
円普通預金
円定期預金 ○(BANK支店専用)
退職金運用プラン
仕組預金
外貨普通預金
外貨定期預金
投資信託
仕組債 ○(一部取扱いナシ)
保険
口座開設アプリ・BANKアプリ
BANK The Savings(自動積立)

通帳や外貨預金などが不要であれば、ぜひあおぞら銀行BANK支店を検討してみましょう。

デメリット

金利が高いあおぞら銀行BANK支店ですが、デメリットもあります。

・無料で利用できるATMが少ない

・無料で利用できる振込回数が少ない

・外貨預金が利用できない

無料で利用できるATMが少ない

あおぞら銀行BANK支店は、ゆうちょ銀行のATMのみ入出金の手数料が無料(回数制限なし)となります。

逆をいうと、それ以外は手数料がかかりますので、近くにゆうちょ銀行がない場合は微妙かもしれません。

とはいえ、貯蓄用で口座を開設する場合は、頻繁に出し入れすることは無いと思いますので、そこまで不便さを感じることは無いかと思います。

また、セブン銀行も入金に関しては無料のようです。

無料で利用できる振込回数が少ない

本支店宛ては無料ですが、他行宛ては基本的に157円(税込)かかります。

ただし、
・預金残高が500万円以上
・VISAデビット利用が1回以上
など、条件を満たした場合は、その満たした条件によって振込手数料無料の優遇特典を受けることができます。

優遇特典についての画像

※あおぞら銀行BANK支店ホームページより→https://www.aozorabank.co.jp/bank/products/lp/yugu/

外貨預金が利用できない

外貨預金(普通・定期)が利用できないので、外貨の場合は他の銀行を利用するしかありません。

口座開設方法

BANK支店の口座開設は、とても簡単です。

下記の手順を参考にしてみてください。

①アプリのダウンロード

まず「口座開設アプリ」をダウンロードする必要があります。

②運転免許証の撮影

ダウンロードが完了したらアプリを開き、身分証明書の写真撮影を行います。

撮影するものは、運転免許証のみでOKです。

住所変更等で裏面にも記載がある方は、裏面にも記載がある旨のチェックを入れ忘れないよう注意してください。

③個人情報の入力

続いて、個人情報の入力です。

住所などの入力となりますので、とくに難しい部分はありません。

ネット銀行はBANK支店のみですので、口座開設店舗は「BANK支店」となります。

また、キャッシュカードは自動的に「あおぞらキャッシュカード・プラス」となります。

Visaデビット機能付きの一体型キャッシュカードです。

④パスワードの設定

口座開設には、下記の3つの設定が必要ですので、あらかじめ決めておくとスムーズに進めることができます。

・暗証番号(数字4桁)

・仮取引確認用パスワード(アルファベット大文字と数字を組み合わせた8桁)
※インターネットバンキング初回ログイン時に必要

・メールアドレス

⑤入力情報の確認・完了

最後に、入力情報を確認し、大丈夫であれば申込みを行います。

入力したメールアドレスに『【あおぞら銀行】口座開設のお申込み受付完了のお知らせ』という受付番号が記載されたメールが届きますので、本人限定受取郵便が送られてくるまでは消さずに保管しましょう。

預金利子には所得税がかかる

受け取る預金利子には、20.315%の所得税(利子所得)がかかります。

したがって、100万円預けても単純に2,000円が利息として振り込まれるわけではありません。

0.2%△0.2%×20.315%=0.159%(税引後年利)

100万円を1年間預けると、約1,590円が口座に振り込まれることになります。

利子所得の税率20.315%とは、
・国税15%
・復興税15%×2.1%=0.315%
・地方税5%
の合計をいいます。令和19年12月31日までの間に支払を受ける利子等については、国税である所得税15%とともに、その2.1%の復興特別所得税が源泉徴収されます。
(利子所得)
所得税法第二十三条
利子所得とは、公社債及び預貯金の利子(公社債で元本に係る部分と利子に係る部分とに分離されてそれぞれ独立して取引されるもののうち、当該利子に係る部分であつた公社債に係るものを除く。)並びに合同運用信託、公社債投資信託及び公募公社債等運用投資信託の収益の分配(以下この条において「利子等」という。)に係る所得をいう。
2 利子所得の金額は、その年中の利子等の収入金額とする。
(徴収税額)
所得税法第百八十二条
前条の規定により徴収すべき所得税の額は、次の各号の区分に応じ当該各号に掲げる金額とする。
一 利子等 その金額に百分の十五の税率を乗じて計算した金額
(個人に係る復興特別所得税の税率)
復興財源確保法第十三条
個人に対して課する復興特別所得税の額は、その個人のその年分の基準所得税額に百分の二・一の税率を乗じて計算した金額とする。

あとがき

資産運用などを行う方でも、少なからず預貯金はあると思います。
それならば、少しでも金利が高い金融機関に預けてみてはいかがでしょうか。
注意点として、似たような名前で「GMOあおぞらネット銀行」というネット銀行がありますが、あおぞら銀行BANK支店とは別物ですのでご注意ください!
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