心臓弁膜症になった話(ICUから一般病室へ移動するまで)

  • 2023年11月6日
  • 2023年11月7日
  • 雑記

こんにちは!
サラリーマン税理士のりゅうです。

今回は、手術後のICUからのお話です。

手術が終わり、目覚めたときにはICUにいました。

その後ICUでどのように過ごしたのか、どれくらいで一般病室に移ったのか、お話しします。

目覚めたらICUに

手術が終わり、約6時間後に目覚めたそうです。

だいたい夜の9時くらいです。

目覚めるとすぐに看護師さんから「無事に終わりましたよ~」「人工呼吸器が入ってますからね~」と掛け声が。

人工呼吸器が入っていると、喉にかなり違和感があり、唾を飲み込もうとすると喉に強い痛にをおぼえました。

目覚めてすぐに人工呼吸器を先生に抜いてもらいました。

抜かれるときは、オェオェー!という自分の嗚咽とともにブヨブヨの何かが絡みついた管などが出てきました。

抜かれてからは、酸素マスクを装着しました。

少しずつ身体の状態を確認

事前に手術後の状態について説明は受けていましたが、看護師さんが改めて簡単に説明してくれました。

自分でも少しずつ現状を確認。

・酸素マスク
・左手首(動脈内)に血圧モニタリングや採血用の針
・右手首に点滴用の針×2
・指先にパルスオキシメーター
・首の右側に管(点滴用管)
・右脇下に管(ドレーン)
・尿道カテーテル
・圧着ストッキング(血流を改善、血栓を防ぐ)※事前に購入
・胸帯 ※事前に購入

色んなところに管や針が刺さっていましたが、点滴から鎮痛剤が投与されていたため、違和感はあるものの、動かなければ痛みはあまり気になりませんでした。

しかし、身体は相当ダメージを受けているらしく、力が全然入らず、ほんの少し態勢を変えるにも一苦労でした。

また、しばらくは水も飲めないということで、うがいでのどを潤しました。

ICUではなかなか眠れず

ICUは結構うるさいと事前の説明を受けていましたが、本当にうるさかったです。

そこら中でモニターの音はするし、点滅のライトも気になるし、なかなか落ち着いて眠れませんでした。

鎮痛剤が切れると傷も痛むし、喉も渇くし、うるさいし、力入らないし、もう大変でした。

1時間おきに看護師さんにうがいを手伝ってもらったり、傷が痛むとナースコールを鳴らしてみたり、ICUの看護師さんには本当にお世話になりました。

起きているのか寝ているのかよくわからない状態が続き、朝を迎えました。

手術翌日(ICUから一般病室へ)

身体に刺さっている管や針は、状態をみて徐々に外れていきます。

翌日の朝、まずは首の管が取れました。

リハビリも今日から始まるらしく、リハビリの書類にサイン。

お昼から食事を取れるようになり、お粥とちょっとしたおかずを食べました。

脇下の管のせいなのか、傷がとても痛み、ロキソニンを服用しました。

お昼過ぎ、リハビリの先生が来て、さっそくリハビリ開始。

しかし、自力でベッドから起きることができず、看護師さんに補助していただいてなんとか起き上がることができ、リハビリの先生に支えられながらなんとか立ち上がることができました。

膝がプルプルしていましたが、抜けてしまうことはなく、なんとか30mほど歩くことができました。

ICUから一般病室に移動する目安として、自力で歩けたかどうかが一つの基準となるようです。

一般病室の空き次第ですが、夕方か翌日朝には移動できるということで、少しずつ管や針を取る準備に入りました。

リハビリが終わると、看護師さんにオシモを洗浄していただいた後、尿道カテーテルが取れました。

尿道カテーテルは、刺さっていること自体はさほど違和感はありませんでしたが、少し動いたときに膀胱が刺激され、膀胱が吸われるような気持ちが悪い違和感がありました。

尿道カテーテルを取る際も、同様の気持ち悪さがありましたが、1秒ほどで抜けたため、痛みはほとんどありませんでした。

続いて、左手首の針を抜きました。

これは、動脈に刺さっていた針で、抜いた後強めに圧迫止血をされました。

最後に、脇下のドレーンが取れました。

このドレーンを取るときは痛みがあり、取った後も少し痛みがありました。

その後、ダヴィンチの傷跡(4か所)に、大き目のテープを貼られました。

退院するときに剥がすそうです。

夕方

夕方になり、希望する個室が空いているとのことで、車いす(初めて)に乗って一般病室へ移動しました。

ICUの滞在はわずか1日。

最初は2泊3日くらいと聞いていたので、早い移動となりました。

ベッドの都合上早く追い出したかったのか、極めて順調な回復だったのか。もしくは両方だったのか。

何はともあれ、ICUを卒業して一般病室へ移動することができて、ホッとしました。

おまけ

上記で「看護師さんにオシモを洗浄していただいた」とサラッと書きましたが、当時恥ずかしさは1ミリくらいしかありませんでした。

身体は言うことをきかず、痛みもあり、精神的にもまいっている状態。

為す術はなく、完全に介護状態になっており、恥ずかしいと思う余裕もなく、いつの間にか事が運んでいるような感覚でした。

ちなみに、手術から目覚めたときからオムツで、一般病室へ移るまでずっとオムツでした。

看護師さん(若い女性)も当然ですが手馴れていて、一連の流れに無駄はなく、恥ずかしいと思う隙を与えないようなプロの仕事でした。

今思えば、かなり恥ずかしいですが。笑

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