こんにちは。
りゅうです。
まだ記憶が新しいうちに、出産時の記録を残しておきたいと思います。
夫の立場として、慌てないようどのように行動すべきか、参考になれば幸いです。
おしるしがきた<1日目>
奥さんから少し出血があるとの報告が。
その日は土曜日で会社は休みだったので、付き添って急いで産婦人科へ行きました。
どうやらおしるしだったようで、とりあえず一安心。と共に、もう少しで生まれるんだという嬉しさと不安が入り混じったような気持ちでした。
その日は、産婦人科の近くで食事をして、帰宅しました。
ホワイトアスパラうまし。
・慌てない
・不安を伝染させない
・いつも通りにする
ことが大切だと思います。
あと、奥様の入院準備は、予定日の1週間前くらい前には済ませておいた方がいいかと思います。
陣痛がきた<2日目>
産婦人科から帰ってきてから、お腹が少し痛むと言っていた奥さん。
そして翌日の朝10時頃、とうとう陣痛が始まりました。
慌てて産婦人科に電話しましたが、
「もう少し間隔が短くなってから来てくださいね」
と言われました。
少し苦しい顔の奥さん。
(当時は、すごく苦しそうに見えましたが、ここではあえて「少し」と表現します。)
奥さんは陣痛のアプリを入れていたようで、陣痛と格闘しながら記録を付けていました。
腰をさすってあげる私。
ちょっと間隔が短くなったみたいで、再度産婦人科に電話する奥さん。
でもまだだったようで、
「間隔が5分くらいになったらまた連絡くださいね」
とのこと。
数時間経過し、けっこう苦しそうな奥さん。
再び産婦人科へ電話し、陣痛の間隔や現在の状況を伝える奥さん。
OKが出たので、いざ産婦人科へ!
・腰が痛い→腰をさすってあげる
・頭が痛い→首や肩のマッサージをしてあげる
・喉が渇いた→ストロー付きで水やリンゴジュースなどを用意してあげる
車で移動
16時過ぎ。
入院セットを運び込み、飲み物とひざ掛けをセッティングし、奥さんを車へ誘導。
車中で出来ることはあまりなく、がんばれ!と声をかけることが精一杯でした。
産婦人科へ到着し、受付を済ませ、病室へ。
受付では、奥さんのリストバンドや生まれてくる赤ちゃんのリストバンドに名前(苗字)を書き、淡々と事務処理が行われました。へその緒ボックスにも夫婦の名前を書きましたが、そのときには何とも言えない緊張感というか、ドキドキというか、いよいよ生まれるのか・・・という感情になったのを覚えています。
タクシー会社によって「出産送迎タクシー」「陣痛タクシー」「ママサポートタクシー」など、呼び方は様々です。
お住まいの場所から近い出産対応タクシー会社を2~3社ピックアップして、電話番号を控えておくことをオススメします。
病室にて(出産前)
陣痛は辛そうですが、産婦人科についてから奥さんは少し安心した様子。
個室ということもあり、心なしかリラックスできているようです。
水分補給をしつつ、腰をさすったり、手を握ったり。
水分補給は、ペットボトルに「ストロー付きフタ」を付けると、寝ながらでも飲めるので便利です。
奥さんの夕食も出ましたが、そんなに食べられる感じではありませんでしたので、ゼリー飲料を飲んだり、ジュースを飲んだりして、あとは極力安静にして休んでいました。
夜になり、看護師さんから「たぶんまだだから、今夜は帰って休んだほうがいい」と言われ、奥さんからも帰って休んでと言われたので、いったん家に帰ることにしました。
夜になってもまだ来そうにない場合は、後ろ髪を引かれますが、いったん帰って体力回復に努めたほうがよさそうです。とはいえ、帰っても全然眠れないんですけどね。
数万円だけ金額が上がってしまいますが、これから大変な戦が控えている奥様ですから、ここは奥様の希望を100%受け入れてあげてください。
出産の日<3日目>
朝8時。
そわそわしながら産婦人科へ。
時間外なので、裏口から入りました。
受付へ行くと、どうやら病室ではなく、一つ下の階の控室にいるとのこと。
入ってみると、昨日とは比べものにならないくらい苦しそうな奥さんがいました。
20時間以上も陣痛が続いていることもあり、体力的に相当参っている状態でした。
「けっこういいところまで来ている」と助産師さんが言っていましたが、なかなか進まない様子。
相当苦しいようで、私はずっと腰をさすってあげていました。
その後、違う助産師さんにバトンタッチし、状態を確認したところ、
「膀胱が圧迫していて、なかなか進まないのかもしれない」とのことで、
チューブで尿を取る処置をしました。
その処置を行ったら、あっという間に進んだらしく。
破水→すぐさま分娩室へ。
このときばかりは、どんなに理不尽なことを言われたとしても、必ず優しく受け止めてあげましょう。
・もっと強くさすって!
・強すぎる!
・弱すぎる!
・もう少し下をさすって!
・下すぎる!
・上すぎる!
・円を描くようにさすって!
・円が大きすぎる!
・円が小さすぎる!
・もうやめて!
・何でやめるの!
・ノドが乾いた!
・水がぬるい!
仏の心をもって接してあげましょう。
分娩室にて
朝9時すぎ。
奥さんが分娩室へ移動しました。私は控室で待機です。
ちなみに、事前に立ち合いの申請をしていましたので、立ち合い出産です。
立ったり、座ったり。廊下に出て分娩室の前まで行ってみたり、うろうろしてみたり。
とにかくソワソワしていたことを覚えています。
ご主人さん!どうぞ!!
(ついにきたか・・・)
入ってみると、テレビで見るような手術室というような感じではなく、大きな処置室がカーテンで仕切られているような感じでした。これはもちろん産婦人科によるのだと思います。
奥さんはもう完全にスタンバっている状態。
私は奥さんの右横にてスタンバイ。頭を持ち上げる(いきむときに)準備や、水をあげる準備もバッチリ。
よくある「ひっ、ひっ、ふぅーー!!」ではなく、
助産師さんの「はい、いきんでーー!!」でおもいっきりいきみ、呼吸を整えるの繰り返し。
この辺りは記憶が曖昧ですが、思っていたよりあっという間に生まれたような気がします。
「うんぎゃ~!うんぎゃ~!!」
おぉ、生まれた。
こんな感じで、意外と冷静な自分がいました。
奥さんの横に赤ちゃん(殿)がきたので、助産師さんにお願いしてスリーショットの記念撮影。
奥さん、頑張りました。
身長・体重を測定し、バンドを手首と足首に付けられ、鼻の穴をグリグリされたり、一通り検査が終わったあと、助産師さんに「ちょっと抱っこしててください」と言われ、初抱っこ。
すごく軽くて、すぐ壊れてしまいそうな、小さな殿。
その後、殿の太ももにマジックで名前を書き、ベビー室へ移動していきました。
奥さんは、止血したり縫ったりの処置中。
私は病室で待機するよう促されました。
お医者さんも手術中にたわいもない話をしてるって聞きますし、そんなものなのでしょうね。
不謹慎ですが、アクシデントがあるとドラマみたいに緊迫した感じになるのでしょう。
病室にて(出産後)
しばらく待っていると、車イスに乗った奥さんが、無事帰還しました。
表情はとても晴れやかで、顔色もよく、安心しました。
(私が帰ったあと、麻酔が切れて大変だったようですが、それはまた今度。)
落ち着いたところで、親や職場へ連絡。
それから、今後必要になりそうなものの確認。
そして大事なこと。名前決め。
出産前から候補はいくつかありましたが、けっきょく顔を見ても決められず。
生まれてから2週間以内に出生届を出さなければならないため、期限に間に合うように決めなければなりません。
(ここでは決まりませんでしたが、その後なんとか2週間以内には提出することができました。)
なにはともあれ、母子ともに無事でなにより。
出産というものが、こんなにも大変で緊張感のあるものだということが、経験してみて初めて分かりました。
「母は強し」
今ならこの言葉の意味を理解できるような気がします。
ただし、14日目が土日祝の場合は、その翌日の15日目が提出期限になるようです。年末年始など、連休中に期限が来てしまう場合は、どのようにすべきか役所にご確認ください。
もし正当な理由なく期限が過ぎてしまった場合、「戸籍届出期間経過通知書」という書類を記載しなければならず、戸籍法135条により罰金が発生する可能性があるようです。
実際に罰金が科されるかどうかは、役所から報告を受けた簡易裁判所が決定するそうです。