こんにちは!
サラリーマン税理士のりゅうです。
今回は、会計事務所の就職・転職サイトについてのお話です。
会計事務所への就職や転職を行う際、何かしらの求人サイト等を見ると思います。
ネットでも色々な求人サイトが紹介されていますが、私の中では今からご紹介する3つが最適解だと思っています。(ハローワークは除きます。)
私も就職・転職の際に登録したり活用したものなので、簡単にご紹介します。
♦税理士事務所の就職・転職サイト3選
♦就職・転職時期のポイント
税理士事務所の就職・転職サイト3選
人材ドラフト
まず一つ目は、「人材ドラフト」です。
会計事務所への就職・転職活動を行う上で、知らない人はいないくらい有名な求人サイトです。
会員登録(無料)を行って、ある程度プロフィールを載せます。
そうすると、求人を出している会計事務所からオファーがきたり、こちらからも会計事務所にオファーを出すことができます。
また、エージェントサービス(無料)に登録しておくと、人材ドラフトの専任カウンセラーの全面的なサポートを受けることができ、自身の希望に沿うようなエージェント案件(エージェント登録者だけを対象とする会計事務所)の案内を受けることができます。
もちろん、エージェント登録しなくても自分のペースで探すことができますので、カウンセラーからの連絡が嫌な場合は、会員登録だけで十分です。
会計事務所や税理士法人だけでなく、一般企業経理やコンサルティング会社の求人も豊富です。
会計/税理士事務所や企業経理の求人・転職なら【人材ドラフト】。税務/会計業界に特化し、掲載求人数は業界最大級。税理士や公…
MS-Japan
二つ目は、「MS-Japan」です。
こちらも、会計事務所への就職・転職活動を行う上で、知らない人はいないくらい有名な求人サイトです。
人材ドラフトと比べると、エージェント色が強い求人サイトです。
キャリアアドバイザーの方も積極的にサポートしてくれますので、ガツガツした感じに抵抗がなければ、非常に使いやすい求人サイトです。
今回ご紹介する中では、個人的には一番好きな求人サイトです。
大手専門学校合同面談会
税理士試験専門学校の双璧である「資格の大原」と「TAC」は、夏と冬に合同面談会を開催しています。
税理士試験事後と合格発表後なので、就職・転職活動者が一番活発になる時期です。
求人サイトのように数は多くありませんが、最大のメリットは会計事務所の人と直接お話ができることです。
求人サイトではわからない、事務所の雰囲気や、職員の雰囲気を直に感じることができます。
最大のデメリットは、自分の前職、あるいは現職(密かに活動している場合)の事務所に鉢合わせる可能性があることです。
気まずい思いをしないためにも、ブースを出す予定の事務所を事前に必ず確認しましょう。
就職・転職時期のポイント
動きの活発な時期が良いとは限らない
求人が最も多いのは税理士試験が行われる頃です。
税理士試験が終わってから転職や就職をする人が多く、必然的に求人を出す事務所も多くなります。
二番目は、合格発表が行われる頃です。
合格発表を受けて転職や就職をする人も多いため、求人も増えます。
求人が多いということは、逆をいうと、それだけ辞める人も多いということです。
人手が足りなくなれば、事務所は求人を出します。
慢性的に人手不足の事務所は、毎年のように、酷いと毎夏冬のように求人を出しているため、常連化してしまっています。
何が言いたいかというと、ブラック事務所もたくさん出てる可能性があるということです。
人材の動きが激しい業界とはいえ、いっつもサイトや冊子に載っている事務所は、私なら敬遠します。
動きの鈍い時期が意外と良い
試験後と発表後以外の時期は、基本的には求人の動きは鈍いです。
特に試験前の4~7月にかけては、個人的な印象としては最も動きが鈍いです。
ただし、動きが鈍いということは、活発な時期よりもホワイトな事務所が多く存在しているように感じます。
例えば、小規模な会計事務所の場合、長年勤めている人がそろそろ定年退職で後釜を募集したい事務所は、今まさに人材がほしいため、タイミング次第では活発な時期まで待つ余裕はありません。
この例でいえば、長年勤めていた人がいるということは、それだけ労働環境などが良かったということでもあり、ブラックの可能性は低いということが言えます。
したがって、余裕がある税理士受験生や、すでに合格している方にとっては、この求人の動きが鈍い時期にもアンテナを張っておけば、相性の良い事務所と巡り合えるかもしれません。
あとがき
私が初めて会計事務所に就職したときは、大手専門学校の合同面談会でした。
規模としてはそれなり(40~50名程度)で、ホームページを見る限りでは、とても楽しそうな事務所でした。
ところが、入所してみたら・・・。
この事務所は、毎年のように合同面談会にブースを出していたので、参加したのは最初の就職のときだけでした。
その後は、人材ドラフトとMS-Japanが中心でした。
どんな方法で就職転職したにせよ、結局は入ってみないと実態は分かりません。
忙しい事務所、暇な事務所、アナログな事務所、ハイテクな事務所、自計化が進んでいない事務所、ほとんど自計化な事務所、変なルールのある事務所、自由な事務所、無駄な朝礼がある事務所、フレックスな事務所、トイレが汚い事務所、会議が多い事務所、有給が取りやすい事務所。
本当に色々な事務所があります。
100%満足できる事務所は無いと思いますが、自分の中で許せる範囲の事務所が見つかるといいですよね。
ちなみに、私が今お世話になっている税理士法人は、概ね満足(90%くらい)です。