次世代住宅ポイント制度を活用しよう!

こんにちは!
サラリーマン税理士のりゅうです。

消費税が10%に上がり、1ヶ月が過ぎました。

飲食料品は軽減税率8%とはいえ、お店側の飲食料品以外の経費(容器や物流等)は10%であるため、税抜価格を少し値上したスーパーもちらほら見かけました。

ただし、キャッシュレス還元だったり、住宅ローン控除の控除期間延長だったり、国も色々な制度を作って対応しています。

今回は、住宅を購入した場合に恩恵のある制度の中でも、「次世代住宅ポイント制度」について説明していきます。

ザックリと内容確認

●内容
一定の要件を満たす住宅の新築やリフォームを消費税率10%で行うと、最大35万ポイント分(一戸あたり)を様々な商品と交換することができます。

●ポイントの相場感
登録されている商品を確認してみましたが、相場感としては、6畳用エアコンが6〜14万ポイントという感じです。

●対応窓口
窓口は、国土交通省の次世代住宅ポイント事務局です。

●住まい給付金との併用
併用可能です。両方に申請しましょう。

概要

2019年10月からの消費税増税対策として、増税後の住宅購入者の減少を抑えるため、
①消費税率10%で
②一定の要件(省エネ性、耐震性、バリアフリー等)を満たす
③住宅の新築、新築分譲住宅の購入、リフォーム
を行う者に対して、様々な商品と交換できるポイントを発行するという制度です。

       ※1
ポイント発行申請は、原則、対象住宅の所有者となる方等が行うが、工事施工者や分譲事業​者が代理で行うこと(代理申請)も可能。なお、代理申請を行う場合でも、ポイントは申請者へ発行。​

次世代住宅ポイント『制度全体の流れ』より引用

対象住宅

対象となる住宅のタイプは、下記の4つです。

●新築(貸家を除く)
①注文住宅の新築
→所有者となる方が、自ら居住することを目的として発注する住宅。
②新築分譲住宅の購入
→所有者となる方が、自ら居住することを目的として購入する住宅。
③新築分譲住宅の購入(完成済購入)
→所有者となる方が、自ら居住することを目的として購入する完成済住宅。

●リフォーム(貸家を含む)
④所有者等が施工業者に工事を発注して実施するリフォーム。

注意事項としては、
・新築は、所有者が自分で住む住宅(貸す目的のものは✖)が対象であること
・リフォームは、自らの居住は関係なく全ての住宅が対象であること
の2点です。

対象期間

対象期間は、4つのタイプでそれぞれ異なります。
下記の期間内に契約~引渡を行うものが対象になります。

●新築
①注文住宅の新築
・工事請負契約(所有者)+着工:2019年4月1日から2020年3月31日まで
・引渡:2019年10月1日以降
②新築分譲住宅の購入
・工事請負契約(販売業者)+着工:2018年12月21日から2020年3月31日まで
・売買契約:2018年12月21日から2020年3月31日まで
・引渡:2019年10月1日以降
③新築分譲住宅の購入(完成済購入)
・売買契約:2018年12月21日から2019年12月20日まで
・引渡:2019年10月1日以降

●リフォーム
④リフォーム
・工事請負契約+着工:2019年4月1日から2020年3月31日まで
・引渡:2019年10月1日以降

2018年12月21日から2019年3月31日までに締結された工事請負契約であっても、2019年10月1日以降に着手する工事は特例的に対象となります。

申請方法

申請方法はいくつかパターンがあり、そのパターンによって提出書類が異なりますので、次世代住宅ポイントホームページの『申請タイプを選択する』からご自身の当てはまる内容をフローチャートで選択してくと、申請書類が分かるようになっています。

申請書類の窓口は、次世代住宅ポイント事務局です。
送付先は郵便局の私書箱宛になりますので、申請書の1枚目(提出不要)をご確認ください。

ちなみに、申請パターンは下記のとおりです。

①注文住宅の新築
・工事完了後申請
・工事完了前申請

②新築分譲住宅の購入
・工事完了後申請
・工事完了前申請
・分譲事業者によるポイント予約申請

③新築分譲住宅の購入(完成済購入)
・工事完了後申請

④リフォーム
・工事完了後申請
・工事完了前申請(税込1,000万円以上の工事に限ります)

申請期限

この制度を適用するには、次の期間内に手続きが必要となります。

●ポイント発行申請期間
2019年6月3日~2020年3月31日(予定)

●ポイント予約申請期間
2019年6月3日~2019年12月31日(予定)

●ポイントの商品交換申請
2019年10月1日~2020年6月30日(予定)

住まい給付金との併用

申請書の「申請者の情報」の欄に、「他の補助金重複」として他の補助金と併用していない旨の確認があります。

住まい給付金の申請をしようと思っている方は一瞬、えっ!?となるかもしれませんが、住まい給付金とは併用可能ですので、重複していない旨のチェックを入れて申請してください。

あとがき

この申請書類、親切な不動産業者だとある程度申請書を埋めていてくれたり、添付書類をコピーしてくれたりしますが、あまり親切ではない業者だと全てご自身で段取りしなければならないかもしれません。

業者の押印が必要な書類がいくつかありますので、その辺りはコミュニケーションと取って情報を共有しておいたほうが良いと思います。

対象になりそうな方は、あらかじめ業者に伝えておいて、早め早めに動いてもらいましょう!

 

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